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補助金・助成金の申請の流れ(GビズID・Jグランツ・雇用関係助成金ポータルの使い分け)

更新日 2026年11月5日・公式の公募要領などで確認した日 2026-11-03・運営 株式会社カメレオンパートナーズ(非公式)

申請の流れの要点(2026年11月3日に確認)

いつから準備するか
公募の期間は1か月前後のことが多く、締切から逆算すると間に合わないことがあります。
GビズIDは締切の1か月以上前に、持続化なら商工会・商工会議所の様式4 の締切(申請の締切の約10日前)も見て動きます
最初にやること
GビズIDプライムを取る(無料)。
オンラインならマイナンバーカードとスマートフォンで最短即日、書類の郵送なら不備がなければ届いてから最大1か月
補助金(経産省など)
公募の期間に申請 → 審査 → 採択(まだ内定)→ 交付決定 → 事業 → 実績報告 → 額の確定 → 請求 → 入金。
発注は交付決定の日から(省力化のカタログ注文型は採択と交付決定が同時)
雇用関係の助成金(厚労省)
公募の期間はなく、助成金によっては取り組みの前に計画を出す → 取り組み → 決まった日の翌日から原則2か月以内に支給申請 → 審査 → 支給。
業務改善助成金は申請期間があり、補助金に近い流れ
出す先
Jグランツ(デジタル庁)、制度ごとの専用の電子申請システム、雇用関係助成金ポータル(厚労省)、紙の窓口のどれか。制度によって決まっています
締切
GビズIDの取得が遅れても、締切は延びません
11月の注意
2026年11月24日20時〜25日1時ごろ、GビズIDの全機能が止まる予定(補助金のシステムにもログインできない)

補助金や助成金の申請で最初につまずくのは、制度の中身より「どこに、何で出すのか」です。国の制度は、Jグランツで出す物、制度ごとの専用システムで出す物、厚労省の雇用関係助成金ポータルで出す物に分かれ、どれもログインに GビズID を使います。

このページでは、GビズID・Jグランツ・雇用関係助成金ポータルの公式の案内と、各制度の公募要領・共通要領をもとに、申請先の見分け方、補助金と助成金それぞれの流れ、誰に頼めるかを並べました。

制度ごとの申請先

どこに出すかは制度で決まっている
制度 申請先 使える GビズID 代わりに出せる人
小規模事業者持続化補助金(一般型) 事務局の電子申請システム(郵送は不可) プライム・メンバー 本人が出す。
先に商工会・商工会議所の様式4 が要る
同 創業型 Jグランツ(創業型の公募要領)。第4回の申請受付は 11月5日(木)から プライム(またはメンバー) 本人が出す
デジタル化・AI導入補助金 申請マイページ(IT導入支援事業者からの招待で開く。スマートレジ・POSレジの類型は招待なしで単独申請) プライム 最後の提出は申請者本人
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 中小機構の電子申請システム(代理申請の仕組みはない) プライム 申請者本人
中小企業省力化投資補助金 一般型は専用システム、カタログ注文型は販売事業者と共同 プライム 一般型の応募は本人(交付申請だけは委任の機能あり)、カタログ注文型は販売事業者と共同
事業承継・M&A補助金など Jグランツ プライム・メンバー Jグランツの代理申請機能が使える制度では行政書士などが作り、提出は本人
業務改善助成金 紙は都道府県労働局、電子は Jグランツ(都道府県ごとのフォーム) 厚労省のページはプライムが必要と案内 社労士・弁護士
キャリアアップ・人材開発支援・両立支援など雇用関係の助成金(10種類) 雇用関係助成金ポータル、郵送、窓口のどれでも プライム・メンバー 社労士(提出代行・事務代理)
特定求職者雇用開発助成金 e-Gov(ポータルではない) — 社労士

どのアカウントで入れるかは、GビズIDの「行政サービス一覧」で確かめられます。エントリーのアカウントは、どの補助金のシステムにも使えません。

GビズIDの取り方

GビズIDプライムの取り方は2つ

GビズIDは、事業者向けの共通のログインの仕組みで、1つのアカウントで補助金の申請や社会保険の手続きなど複数の行政サービスに入れます。

種類 誰のための物 作り方 使える所
プライム 法人の代表者・個人事業主 審査あり(オンラインか書類) すべて
メンバー 従業員 プライムの持ち主が作る 制限あり(小)
エントリー 事業をしている人なら誰でも 審査なし・オンラインで即時 制限あり(大)・補助金のシステムには使えない

プライムのオンライン申請と書類申請

オンライン申請 書類の郵送申請
要る物 マイナンバーカード本体と2つの暗証番号、マイナンバーカードを読めるスマートフォン(GビズIDアプリ)、SMS を受けられる電話番号、メールアドレス 個人事業主の場合: 印刷した登録申請書(実印を押す)、市区町村が出した3か月以内の印鑑登録証明書の原本(法人は GビズIDの案内で確かめる)
発行まで 最短即日(GビズIDの比較の表では即日〜数日) 書類が届き、不備がなければ最大1か月(2026年7月9日に「最大2週間」から変更)
注意 期限切れのカード、署名用電子証明書のないカード、顔認証マイナンバーカード、スマートフォン搭載のマイナンバーカードでは申請できない。
Android のアプリは 2026年9月30日から Android 11 以上
書類は返送されない。
手書きで直した申請書は無効。
個人事業主は「所在地」に印鑑登録証明書の住所を書く

GビズIDの取得にかかる日数は、公募要領ごとに書き方がばらばらです(持続化は「数週間程度」、デジタル化・AI導入は「おおむね2週間」、新事業進出・ものづくりは「1週間程度」)。GビズID自身の案内は最短即日〜最大1か月です。締切の1か月以上前に取り始めると安全です。

GビズIDで知っておくこと
  • 利用は無料です(印鑑登録証明書の手数料・郵送料は別)。
  • 個人事業主が持てるプライムは1つだけです。
  • 2026年7月9日から、プライムとメンバーに有効期限がつきました。
    有効期間は発行日から2年3か月(それより前に発行した物は 2028年10月ごろまで)で、更新に最大1か月ほどかかることがあります。
  • IDとパスワードを、支援者など他人に教えたり使わせたりするのは利用規約違反です。
    操作する人が代表者と違う会社は、従業員用のメンバーを作るよう Jグランツが勧めています。

補助金の流れ(経産省・中小企業庁など)

補助金の流れと、かかる時間の目安
段階 すること 公式に書いてある期間・注意
1 探す 公式の公募要領で、対象・上限・締切を確かめる 申請の期間は1か月前後のことが多い
2 申請 事業計画書・見積書などを電子申請で出す 締切の間際は申請が集中し、電子申請の入力には一般に数時間かかる(新事業進出・ものづくりの公募要領)
3 審査・採択 採択の通知を受ける 採択はまだ「内定」。
この時点では発注できない(採択と交付決定が同時の補助金もある)
4 交付申請・交付決定 見積書などを出し、交付決定通知を受ける 申請してから事業を始められるまで、通常数か月
5 事業 交付決定の日以降に、発注・契約・納品・支払い 交付決定の前の発注は対象外
6 実績報告 事業の結果と、領収書などの証拠書類を出す 期限は制度ごと
7 額の確定・請求 確定検査を受け、額の確定通知を受けてから請求 請求から数週間〜1か月ほどで入金(ミラサポplus)
8 その後 証拠書類を保管し(持続化は事業が終わった年度の終了後5年間)、効果報告などを出す 持続化は約1年後に1回、新事業進出・ものづくりは5年間で計6回など

補助金は原則として後払い(精算払い)です。経費はいったん全額を自分で払い、入金は事業が終わった後になります。

持続化補助金 第20回で通してみると

公式に出ている日付と目安をつなぐと、次のようになります(持続化補助金 一般型 第20回の公募要領・事務局の告知から。GビズIDを取る時期は当サイトの準備の目安)。

時期 出来事
受付が始まる前(できるだけ早く) GビズIDプライムを取る(郵送なら最大1か月)
11月5日〜12月4日 計画を書き、商工会・商工会議所に様式4 を頼む(様式4 の締切 12月4日)
12月15日 17:00 申請の締切
2027年3月頃 採択の発表(予定)
採択の発表からおおむね 1〜2か月かかることがある 見積書を出して交付決定(見積書をすぐ出しても)
交付決定〜2028年3月31日 発注・支払い、事業を終える
事業終了から30日後か 2028年4月10日の早い方まで 実績報告
報告の後 審査と額の確定(商工会地区は提出から3〜4週間程度の告知)、請求、入金(商工会地区は確認から着金まで1〜2か月の告知)

申請から入金まで、1年以上かかることがあります。経費は、その間いったん全額を自分で払います。

申請で出す主な書類と、審査で見られること

持続化補助金(一般型)の例
出す主な書類 申請書・経営計画と補助事業計画(電子申請で入力)、商工会・商工会議所の様式4、決算書(個人事業主は確定申告書と収支内訳書か青色申告決算書)
審査 書面だけで、面接はない
見られること 自社の経営状況の分析の妥当性、経営方針と今後のプランの適切性、補助事業計画の有効性、積算の透明さと適切さ

出す書類と審査の観点は補助金ごとに違います。必ずその回の公募要領で確かめてください。

助成金の流れ(厚生労働省の雇用関係の助成金)

補助金と雇用関係の助成金の流れの違い
段階 すること 公式に書いてある期限・注意
1 計画 取り組みの前に、計画届などを労働局に出す(必要な助成金だけ) 例: キャリアアップ助成金は取り組みの前日まで、人材開発支援助成金は研修の6か月前〜1か月前
2 取り組み 正社員化・研修・賃金の改定など、要件どおりに行う —
3 支給申請 決まった日の翌日から原則2か月以内に申請 郵送や電子申請も、期間内に労働局に届いている必要がある(消印有効ではない)。
末日が土日祝・年末年始なら翌開庁日
4 補正 書類に不備があれば、労働局が期間を決めて補正を求める(電子申請では修正指示) 期限までに直さないと、その申請は不支給
5 審査・決定 書類・直接の確認・実地調査で、支給か不支給が決まる 審査の日数の目安は公表されていない
6 その後 出した書類の原本を、支給決定の翌日から5年間保存する —

雇用関係の助成金には、補助金のような公募の期間がありません。そのかわり、計画の提出や支給申請の期限が取り組みごとに決まっていて、支給申請は期間内に労働局に届いている必要があります。

Jグランツの使い方

Jグランツはデジタル庁が運営する補助金の電子申請システムで、法人も個人事業主も無料で使えます。

順番 すること
1 Jグランツで補助金を探す
2 GビズID(プライムかメンバー)でログインする
3 申請の中身を入力し、書類をアップロードして送る(押印は不要)
4 審査の結果をメールで受け取る
5 採択されたら、同じ Jグランツで交付申請、事業中の計画変更、実績報告、精算払請求などを出す(補助金によって違う)
Jグランツで知っておくこと
  • 状態は「下書き中」→「申請済み」→(不備があれば)「差戻し対応中」→「採択通知済み」などと進みます。
    「申請済み」になると、修正も取消しもできません。
  • タイムアウトはありませんが、ログインから3時間たって操作するとログイン画面に戻ります。
    入力の途中は「一時保存する」を押します。
  • 動くブラウザは、Windows は Chrome・Firefox・Edge、Mac は Chrome・Firefox・Safari、Android は Chrome です。
    Internet Explorer と Edge の IE モードは使えません。
  • 代理申請の機能がある補助金では、GビズIDで委任した行政書士などが申請を作れます。
    提出は事業者自身が行い、事業者の名前の申請として審査されます。

雇用関係助成金ポータルの使い方

雇用関係の助成金の電子申請と紙の違い

厚労省の雇用関係の助成金(雇用調整助成金・キャリアアップ助成金・両立支援等助成金・人材開発支援助成金など10種類)は、「雇用関係助成金ポータル」から電子申請できます。郵送や窓口で出すこともでき、紙の申請も続いています。

比べる所 電子申請(ポータル) 紙
ログイン GビズIDが必要。
社労士や弁護士に頼む場合も、事業主が GビズIDを取る
不要
添付書類 原本を求める書類も写しで出せる 原本を求める書類あり
支給要件確認申立書(様式第1号) 要らない 要る
押印 要らない 支給申請書には要らない
結果の通知 社労士が出した申請でも事業主に届く 同じ

2026年4月9日から、ポータルで雇用保険の届出の情報をもとに対象の労働者の一覧を自動で作る機能が使えるようになりました。マイページで利用の希望を登録し、労働局の審査が済んでから使えます(社労士などの代理人の申請では使えません)。

誰に頼めるか

頼みたいこと 頼める人
補助金の申請書類を、報酬を払って作ってもらう 行政書士(行政書士法19条)。
ただし、新事業進出・ものづくりの公募要領は「作成自体を申請者以外が行うことは認められず」としている
雇用関係の助成金の申請書を、報酬を払って作って出してもらう 社会保険労務士・社会保険労務士法人(社会保険労務士法27条)
計画の作り方の相談・助言 商工会・商工会議所、よろず支援拠点(無料の経営相談所)、認定経営革新等支援機関(機関による)。
持続化は様式4 を商工会・商工会議所が出す
申請の提出 多くの補助金は申請者本人。
新事業進出・ものづくりのシステムに代理申請の仕組みはない

事業承継・M&A補助金(16次)の案内は「申請内容の作成を有償で第三者へ依頼する場合は、行政書士(又は行政書士法人)に限られ」るとしています。持続化補助金は、計画は事業者自身が考えた物でなければならないとし、支援を受けた相手と金額を申請書に書く決まりのある補助金もあります。

つまずきやすい所

注意

GビズIDを締切の直前に取り始める

GビズIDの取得が遅れても、締切は延びません(Jグランツと新事業進出・ものづくりの公募要領が明記)。

書類の郵送申請は、届いてから最大1か月かかります。

注意

採択の通知で発注する

採択はまだ「内定」です。

発注・契約・支払いは、交付決定通知書の日付から後に行います。

注意

助成金の申請を「消印有効」だと思う

雇用関係の助成金は、期間内に労働局に届いている必要があります。

郵送の場合は、日数に余裕をもって出してください。

注意

Jグランツで出し先を間違える

業務改善助成金は、都道府県ごとにフォームが分かれていて、提出先の労働局を間違えると棄却されます。

期間内に正しい提出先へ出し直す必要があります。

注意

ID とパスワードを業者に渡す

GビズIDの ID とパスワードを他人に教えたり使わせたりするのは、利用規約違反です。

従業員が操作する時は、その従業員用のメンバーのアカウントを作ります。外部の人に頼む時は、Jグランツの代理申請の機能(ある補助金だけ)のように、委任の仕組みがある所だけで頼みます。

よくある質問

QGビズIDプライムは個人事業主でも取れますか?
A
取れます。
オンラインならマイナンバーカードとスマートフォンで、登記の情報は要りません。
QGビズIDの取得にどれくらいかかりますか?
A
オンライン申請は最短即日、書類の郵送申請は届いてから最大1か月です。
QGビズIDの取得にお金はかかりますか?
A
利用は無料です。
書類で申請する時の印鑑登録証明書の手数料と郵送料は別にかかります。
QGビズIDですべての補助金を申請できますか?
A
申請先は制度ごとに Jグランツ・専用のシステム・雇用関係助成金ポータルなどに分かれていて、どれも GビズIDでログインします。
エントリーのアカウントでは補助金のシステムに入れません。
Q補助金の申請から入金まで、どれくらいかかりますか?
A
制度ごとに違います。
ミラサポplus は、申請から事業を始められるまで通常数か月、請求から数週間〜1か月ほどで入金と案内しています。
Q補助金の申請は誰に頼めますか?
A
補助金の申請書類を報酬を払って作ってもらえるのは行政書士、雇用関係の助成金は社会保険労務士です。
ただし、新事業進出・ものづくりのように、計画の作成を申請者以外が行うこと自体を認めない補助金もあります。
無料の経営相談は、よろず支援拠点で受けられます。
Q助成金は紙でも申請できますか?
A
できます。
雇用関係の助成金は、電子申請・郵送・窓口のどれでも出せます。
出典(2026年11月3日に確認)
  • GビズID のトップ・よくあるご質問・アカウント申請・クイックマニュアル(個人事業主)・アカウントの有効期限・利用規約・行政サービス一覧・お知らせ(11月24日の停止、Android の対応)
  • Jグランツ(デジタル庁)のよくあるご質問・事業者クイックマニュアル・補助金詳細(事業承継・M&A補助金 16次、業務改善助成金)
  • 厚生労働省「雇用関係助成金の電子申請」、雇用関係助成金ポータルの対象助成金・リーフレット・令和8年4月の機能拡充、雇用関係助成金支給要領 共通要領・同 Q&A、キャリアアップ助成金のページ
  • ミラサポplus「補助金とは」
  • 小規模事業者持続化補助金 第20回・新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 第2回・デジタル化・AI導入補助金2026 の公募要領、持続化の「申請時によくあるご質問」
  • 行政書士法 第19条・社会保険労務士法 第27条(e-Gov 法令検索)

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