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省力化投資補助金〈カタログ注文型〉の上限・対象の製品・申請の流れ(2027年3月末頃まで随時受付)

更新日 2026年11月5日・公式の公募要領などで確認した日 2026-11-03・運営 株式会社カメレオンパートナーズ(非公式)

この補助金のいま(2026年11月3日に確認)

受付
随時受付中(締切の回はない)。
受付は 2027年3月末頃までの予定で、最終日は決まっていません
もらえる額
従業員 5人以下 500万円・6〜20人 750万円・21人以上 1,000万円まで。
賃上げをすると 750万円・1,000万円・1,500万円まで
補助率
2分の1 以下。
製品ごとに補助の上限額が登録されていて、その2倍を超える値段で買うと 2分の1 を下回る
買える物
事務局の製品カタログに登録された製品だけ(208カテゴリ・登録製品 3,041件)。
カタログに載った販売事業者から買う
申請
販売事業者と共同で申請する。
採択と交付決定は同時で、申請からおおむね 1〜2か月
10月20日の改定
補助額 25万円未満は申請できない下限を廃止。
導入から1年は譲渡・交換・貸付が禁止。
差し戻しから 180日以内に出し直さないと無効
支払い
後払い

中小企業省力化投資補助金〈カタログ注文型〉は、人手不足に悩む中小企業が、事務局のカタログに載った省力化の製品(券売機・清掃ロボット・スチームコンベクションオーブン・測量機など)を入れる時に、費用の半分までを国が補助する制度です。一般型と違い、自分で設備を組み立てて計画を書くのではなく、登録済みの製品と販売事業者を選び、販売事業者と一緒に申請します。

このページでは、公募要領(2026年10月20日改定・第12版)・事務局の手引き・交付決定の公表をもとに、使えるか・いくらか・申請の順番と、どの製品が多く使われているかをまとめました。オーダーメイドの設備やシステムは一般型の対象で、「中小企業省力化投資補助金」にまとめています。

自分は使えるか

カタログ注文型に申請できるかの振り分け
確かめること こうなら 決まること
会社の大きさ 中小企業基本法の中小企業者(個人事業主を含む)や一定の組合・NPO・社会福祉法人など。
製造業・建設業・運輸業は資本金3億円以下か常勤300人以下、小売業は 5,000万円以下か 50人以下 など
対象になる。
大企業が出資する「みなし大企業」と、直近3年の課税所得の年平均が15億円を超える会社は対象外
人手不足 直近の従業員の平均残業時間が月30時間を超える・整理解雇によらない離職で従業員が前の年度より 5%以上減った・求人を出しても埋まらない・その他、のどれか1つを示せる 条件を満たす。
「その他」を選ぶと、結果の通知が大きく遅れることがある
業種 入れる製品に登録された業種のうち、1つ以上が自社の業種と合う 対象になる。
新規事業のための導入、不動産賃貸・駐車場経営などは対象外
生産性 補助事業の後3年間で、労働生産性((営業利益+人件費+減価償却費)÷ 従業員数)を年平均 3.0% 以上伸ばす計画を作る 基本の要件。
2回目以降は 4.0% 以上
そのほか 全従業員の賃金が最低賃金を超えている、過去1年に労働関係法令の違反で送検されていない、GビズIDプライムを持っている 申請できる
従業員がいない 常勤の従業員がいない個人事業主など 申請できるが、事業の実態を示す取引の書類を出して追加の審査を受ける。
2回目以降は申請できない

いくらもらえるか

従業員の数ごとの補助上限(補助率 2分の1 以下)
従業員の数(交付申請の時点) 補助上限 大幅な賃上げをした時の上限
5人以下 500万円 750万円
6〜20人 750万円 1,000万円
21人以上 1,000万円 1,500万円

上限は 2026年3月19日の改定で引き上げられました(それまでは 5人以下 200万円・6〜20人 500万円)。事務局のトップページには改定前の表も残っているので、見間違えないようにしてください。

上限を引き上げるには、事業場内最低賃金を 3.0% 以上、給与支給総額を 6.0% 以上、補助事業の終わりまでに増やす計画を作り、申請の時に従業員に表明しておきます。達成できないと、引き上げなかった場合の額まで減らされます。

補助率は「2分の1 以下」

補助率は 2分の1 以下です。製品ごとに補助の上限額が事前に登録されていて、製品の値段がその2倍を超えると、補助率は 2分の1 を下回ります。ミラサポplus には「一律で1/2です」という書き方がありますが、公募要領の書き方は「1/2以下」です。

例(当サイトの計算) 補助の額 実際の補助率
製品 400万円・製品の補助上限額 200万円 200万円 2分の1
製品 500万円・製品の補助上限額 200万円 200万円 5分の2

対象になる経費

対象は「製品本体の価格」と「導入経費」の2つです。製品本体は、一部のカテゴリの製品を除いて単価 50万円以上の物です(10月20日の改定で「一部カテゴリの製品を除き」が付きましたが、どのカテゴリかは公募要領に書かれていません)。導入経費(設置の作業・運搬・動作確認・マスタの設定など)は、製品本体の価格の 2割までです。導入経費だけの申請や、1回の申請で何種類もの製品を入れることはできません。

対象にならない物
  • 交付決定の前に買った製品、中古品
  • 消費税、保険料
  • 導入経費のうち、移動の交通費・宿泊費・外注費・内装工事・申請の代行費・データの入力費
  • 補助額(導入経費を含む)が 500万円以上になる場合は、事業計画期間の終わりまで、自然災害も補う保険・共済への加入が必須(保険料は対象外)

ファイナンス・リースは、リース会社を加えた3者で共同申請でき、補助金はリース会社に払われてリース料が下がります。年額の借料で登録された製品を借りる場合は1年分の借料が対象で、導入経費は対象外です(1年未満で解約すると取消し)。

どんな製品が使われているか

製品は、事務局の「製品カテゴリ検索」で業種や業務から探せます。製品ごとのページに、販売事業者の一覧とサポート窓口が載っています。

製品カテゴリは 208(2026年10月8日版)で、登録製品の合計は 3,041件です。42のカテゴリはまだ登録製品が 0件です。カテゴリが対象にしている業種を当サイトで数えると、次のとおりです(1つのカテゴリが複数の業種に入ります)。

業種 カテゴリ数
製造業 150
小売業 60
卸売業 45
倉庫業 32
建設業 29
飲食サービス業 25
印刷 21
宿泊業 18
介護業 8
農業・林業・漁業 各1

一次産業向けのカテゴリは、10月20日の改定で条件つきで開けるようになったばかりです。

交付決定の多い製品(2026年8月末まで)

事務局の公表では、8月末までの交付決定は 5,859件です。業種は建設業 34.7%・製造業 33.0%、従業員は 5人以下が 18.0% で最も多く、補助金の申請額は 50万〜100万円未満(23.6%)が最も多くなっています。

製品カテゴリ 交付決定 割合
測量機(自動視準・自動追尾) 1,882件 32.1%
スチームコンベクションオーブン 372件 6.3%
産業用枚葉デジタル印刷機 343件 5.9%
マシンガイダンス機能付ショベル 267件 4.6%
券売機 224件 3.8%

割合は 5,859件に対する当サイトの計算です。11月3日の時点で、これより新しい公表はありません。

公式の事例

中小機構が公開しているカタログ注文型の事例は次の4件です(補助の金額は書かれていません)。

業種・地域・規模 年度 入れた物 変わったこと
製造業(札幌市・140人) 令和6年度 段ボールの製箱機 製箱が 10分以上から約1分に
給油所の運営(愛知県豊田市・25人) 令和6年度 タブレット型の給油許可システム —
温浴施設のレストラン(福岡県糸島市・運営会社 175人) 令和6年度 券売機 時に 2〜3時間かかっていたレジ締めの負担が減った
ビル管理(福岡県久留米市・265人) 令和7年度 病院の清掃に清掃ロボット —

申請から入金までの順番

申請から入金・効果報告までの順番
段階 すること 誰がやるか 期限・日数(公式にある物だけ)
1 GビズIDプライムを取る 事業者 —
2 製品カタログから製品を選ぶ 事業者 —
3 製品ごとの「販売事業者一覧」のサポート窓口に連絡し、販売事業者を決める 事業者 —
4 販売事業者からの招待メールを受けて、専用フォームから共同で申請する 事業者と販売事業者 事務局のサイトに申請の入口はない。
差し戻されたら 180日以内に出し直す
5 採択・交付決定(同時) 事務局 申請からおおむね 1〜2か月
6 研修動画を見て確認テストを受ける 事業者 修了証は実績報告に入れる
7 契約・納品・検収・支払い(銀行振込のみ)をして、実績報告を出す 事業者と販売事業者 交付決定から原則 12か月以内。
期限を過ぎると実績報告は出せない
8 確定検査・額の確定・精算払請求・振込 事務局・事業者 入金までの日数は公表されていません。
詳しくはコールセンター(0570-099-660)にお問い合わせください
9 効果報告 事業者 補助事業の完了後3年間、毎年度1回

申請で全員が出す書類は、従業員名簿・貸借対照表・損益計算書の3点です。法人はさらに履歴事項全部証明書・法人税の納税証明書(3期分)・役員名簿・株主出資者名簿の4点、個人事業主は確定申告書第一表・所得税の納税証明書の2点、人手不足の証明が1点要ります。省力化の効果の判定シートは販売事業者が付けます。

一般型との違い

カタログ注文型と一般型の違い
比べる所 カタログ注文型 一般型
入れる物 カタログに登録された汎用の製品 現場に合わせた設備・システム
上限 最大 1,500万円 最大 1億円
補助率 2分の1 以下 中小企業 2分の1(小規模事業者は 3分の2)など
受付 随時(2027年3月末頃まで) 回ごとの締切。
第9回は 2026年12月上旬に受付開始・12月下旬締切の予定
結果まで 採択と交付決定が同時(おおむね 1〜2か月) 採択まで3か月程度
申請 販売事業者と共同 事業者自身(口頭審査あり)

カタログに載っている製品は、原則としてカタログ注文型で申請します。構成を変えたり、複数を組み合わせてより高い省力化の効果や付加価値を生む場合に限り、一般型の対象になります。

つまずきやすい所

注意

交付決定の前に買ってしまう

交付決定の前に買った製品は対象外です。

採択と交付決定は同時に出るので、通知を待ってから契約します。

注意

ポイントやキャッシュバックで安くする売り方

ポイントやキャッシュバックなどで、証憑に書いた購入額と実際に払った額が一致しない売り方は不正とみなされます。

交付決定の取消し、販売事業者の登録取消し、名前の公表の対象になります。

注意

入れた製品を使わない・すぐ手放す

導入日から1年間は、自分の責任でない理由を除き、譲渡・交換・貸付ができません(10月20日の改定で追加)。

実地検査で製品が使われていない・見当たらないと分かると、交付決定が取り消されます。

故意や過失で生産性の目標に届かない、省力化を理由に人員整理をする、賃上げ特例の後に賃金を下げる、と返還になることがあります。

注意

ほかの補助金と同じ物に使う

ものづくり補助金の交付決定から10か月たっていない事業者、過去3年に2回以上その交付決定を受けた事業者は対象外です。

デジタル化・AI導入補助金と同じ業務プロセスへの導入、事業再構築補助金・新事業進出補助金の対象事業に使う機器、観光庁の省力化の補助の交付決定から10か月たっていない事業者、農水省・厚労省の補助と重なる物(10月20日に追加)もできません。

注意

受付の終わりを待ちすぎる

受付は 2027年3月末頃までの予定で、最終日はまだ決まっていません。

交付決定から 12か月以内に実績報告まで終える必要があります。

問い合わせ先

問い合わせ 番号 受付
中小企業省力化投資補助事業 コールセンター 0570-099-660(IP電話などは 03-4335-7595) 平日 9:30〜17:30
製品の中身・申請の準備 製品カタログの販売事業者一覧にあるサポート窓口 販売事業者による

よくある質問

Qカタログ注文型はいつまで申請できますか?
A
2027年3月末頃までの予定で、最終日は決まっていません。
いまは随時受け付けています。
Q補助率は2分の1ですか?
A
2分の1 以下です。
製品ごとに登録された補助の上限額の2倍を超える値段で買うと、2分の1 を下回ります。
Q個人事業主でも使えますか?
A
使えます。
常勤の従業員がいない場合は、事業の実態を示す取引の書類を出して追加の審査を受け、2回目以降は申請できません。
Q採択率はどれくらいですか?
A
不採択の件数が公表されていないので、採択率は分かりません。
交付決定は 2026年8月末までに 5,859件です。
Qカタログに載っていない製品は使えますか?
A
使えません。
現場に合わせた設備やシステムは一般型の対象です(汎用の設備を1つだけ入れる事業は一般型でも対象外)。
Q2回目も申請できますか?
A
前回の補助金の支払いが済んでから申請でき、累計の上限はその時の上限額の2倍です。
前回の効果の報告と、事業場内最低賃金の引上げ(3.5%以上など)も要ります。
Q申請は自分でできますか?
A
販売事業者と共同で申請します。
販売事業者から招待メールを受け、専用のフォームから出します。
Qリースでも使えますか?
A
ファイナンス・リースは、リース会社を加えた3者で共同申請できます。
補助金はリース会社に払われ、リース料が下がります。
出典(2026年11月3日に確認)
  • 中小企業省力化投資補助金〈カタログ注文型〉公募要領(2026年10月20日改定・第12版)と新旧対照表、応募・交付申請の手引き(2026年10月20日改訂)、実績報告の手引き、効果報告の手引き、よくある質問(2026年9月17日更新)、事務局のスケジュール・提出書類の頁
  • 同 製品カテゴリ(PDF・2026年10月8日版。業種ごとのカテゴリ数・登録製品数は当サイトの集計)、製品カタログ
  • 同 公募結果(交付決定の状況・2026年9月7日更新)
  • 同 一般型の公募要領とスケジュール(比べる表)
  • 中小機構 補助金活用ナビの事例(令和6・7年度)、ミラサポplus

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